ANA国内線【PR】
2012年 05月 22日
ダークシャドウ/ティム・バートン 2012_026

とにかく楽しそうなジョニー・ディップ。
ティム・バートンの時は本当に楽しそう。
目の周りが黒くて、顔が白くて、手の先が長くて
指をピロピロさせるとこなんて、とってもシザーハンズではあるけれど
いいのいいの、そんなことは。
でも顔がきれいなのよね。
ジョニデに「もしひとつだけ願いが叶うなら?」ときいたら
あのハンサムなお顔を、個性的なブサイク顔に変えたいのかもね〜
いろんな彼の出演作をみるたびにそう思う。

テレビシリーズだったというだけあるダークシャドウは
キャラクターがいちいち凝っていて(映画で作られたキャラクターかもしれないが)
キャラクターの濃さが面白かった。
日本でリメイクしたら(しなくていいけど)この役は誰かとか考えて楽しかった。

ストーリーは
200年ぶりに目覚めたバンパイアのバーナバス・コリンズ。
かつて名家の当主だったが、魔女にうらまれ、バンパイアにされて
棺桶に閉じ込められて埋められた。永遠の命だから、死なずにずっと暗闇で耐えた。
200年ぶりに目覚めると、コリンズ家はすっかり衰退。
バーナバスも200年の時代のギャップについていけず、子孫からはダザイおじさん扱い。
そうしてるうち、目覚めたことが魔女に知れ、また戦うわけだけど、
この魔女がまた、マーズ・アタックの火星人みたいで(いや火星人はもっとすごく綺麗だったのだけど)陶器人形のような不気味キャラ。
コリンズ家の娘は、(もうキック・ガールの少女らしさゼロになってしまった)いかれてるうえにすごい秘密持ってるし、これは想像つかなくてビックリした。
コリンズ家の当主エリザベスは、外ではいつもサングラスしてるから、
もしやバーナバスの血を受け継いでるのか???と思ったら!
まあ、別にネタバレしたって、ヴィジュアルとか面白さとかを楽しむ映画だからたいして問題ないか。
常連のヘレナ・ボナム=カーターもあいかわらずCGみたいだし、
とにかくティム・バートンもノリノリで楽しい仕事をしてる感じでした。
間違えて日本語吹き替え版みちゃったけど、案外問題なしでした。
意外と一番不気味だったのは家庭教師ビクトリア役の女優さん。
この人もティム・バートン好みのタイプだったな〜。

# by kaka_o00o2 | 2012-05-22 01:36 | 外国映画 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 18日
裏切りのサーカス/トーマス・アルフレッドソン 2012_025

ゲイリー・オールドマン主演ですけど、
ゲイリー・オールドマン目当てで行きましたけど、
この方のお顔に釘付けでした。ベネディクト・カンバーバッチ!
大滝秀治の真似をする関根勉にも似た濃いお顔。
でもメンズモデルなアンニュイなまなざしとギリギリな前髪。
彼はスピルバーグ監督の「戦下の馬」でイギリス軍の黒い馬に乗ってた勝ち気な将校役で出演していた。全然違う役だけど、やっぱり個性的。
ゲイリー・オールドマンよりでっかく描いてしまった。
今回はゲイリー・オールドマン演じるスマイリーの部下として出演されてました。

ゲイリー・オールドマンは「レオン」の時、惚れました。
首をカクッっと折り曲げる狂気のオーラ。
そしてシド&ナンシーでシドまでやっちゃってるゲイリー・オールドマンが
知的で冷静な初老の男性、まるで「相棒」の右京さんみたいな役で登場。
でも、やっぱり目が冷たい。目が隠せない。
あ〜また狂った役で観たいけどね、本当は。

で、映画なんですけど、ストーリーが複雑で面白かったです。
ひとりの人を指すのに本名と愛称が出て来たり
スパイの呼び方とか暗号的なものとか出て来て
一時はわけわかんなくなるかと思ったけどついていけました。
まあ、私はどっちかと言えば、情報量少なめで
ニュアンスとか雰囲気で感じる映画の方が好きではありますが。

実行班のひとりの切ない恋の感じも好きだったし、
スパイが誰かとかもなんとなくわかっちゃうけど、
それはそれでよくて、なんか違うとこで楽しんでしまった。
トップの「コントロール」さんは、宇津井健みたいだな〜とか。

そうそう、ストーリーがわからなくなりそうだったのには
わけがあった。
映画の最初の大事なシーンで、すごくしゃべるとこで字幕を読まなくちゃいけないのに
いきなり、後ろの方の席の人が、携帯電話に出て、会話しだした。
「アシタ、サンジ、ナラ、ダイジョブ、ダイジョブデスヨ。」
すぐ切るか、席を立つかと思ったら、ずっと話し続けてるのだ。
外国人らしく、カタコトで話してる。誰か注意してもなんか通じてない。
そんなのが気になって、字幕が頭に入ってこなくて
もうこの映画を理解するのは無理だ〜と思ったのでした。

こういう風に登場人物にニックネームがあって何人も出てきて
誰が裏切り者かわからなくて、それぞれにいろんな過去があって・・・
みたいなのは、連続ドラマで一話づつ細かくひとりづつのキャラをたてて
作ってくれた方がい〜な〜。
映画一本に情報が満載なんだもん。
で、思った人がやっぱりスパイで、
最後にみんなが集まった時は、「それで?」と言いたくなったけど
でもハラハラしたし面白い映画でしたよ。はい。


# by kaka_o00o2 | 2012-05-18 01:06 | 外国映画 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 17日
少年と自転車/ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ 2012_024


「ある子供」のダルテンヌ兄弟。(2006年記憶スケッチ
あんなにもひどい話なのに、不思議と嫌な気持ちにならず
ダメなやつだけど、可能性がないわけじゃない。って思った。
映画のカメラは、責めもせず、口も出さず、淡々と近くでみつめる。
そんな映画だった。

「少年と自転車」も同じように後ろから、少年シリルの首すじあたりを静かに見つめている。
ベルリン天使の詩の天使みたいに、近くにいて見つめるだけ。そんな感じだった。
そのまなざしは見守るだけだけど優しい。

少年の父親は、子供の面倒をみることを放棄している。
演じる俳優はジェレミー・レニエ。
あのときの「ある子供」が、結局あのまま大人になったってみんな思うだろう。
父親は乱暴でも、極悪人でもなく、
でも無責任で子供っぽい。
子供を見捨てて施設に置き去りにし、迎えに行く気もない。
自分のことでいっぱいなのだ。里親にすべてを任せると言い、子供には会いにくるなと言う。
映画が極端に同情的だったり、辛く描いたりしてない分、
ほんのささいなシーンが切なすぎるほど切ない。
少年はちょっと踏み外したり、危ない目にあったりして
今後どうなっていくのかもわからないけど、なんとか生き抜くしかない。
だけど、何かほんの少し、希望の光がみえるような気がしなくもないところは
あの「ある子供」のラストと似ている。
観ている私たちには全くどうすることもできず、ただただ見つめるしかないのだけど。

こういう風に、セリフで言わない映画の中の空気に
心をかき乱されるような、こういう映画がやはり好きだ。
私はこんな風に思ったけど、ある人は絶望の映画だと思うかもしれないし、
セリフで言ってない分、捉え方はいろいろ。
余韻も何日経っても蘇る。この映画を観た自分と観ていない自分は違うんだろうな。観てよかった。

ちなみに「ロルナの祈り」は観てないんだよな〜
DVDで観てみよう。

# by kaka_o00o2 | 2012-05-17 00:35 | 外国映画 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 14日
SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者/入江悠 2012_023


シリーズ一作目はDVDで観ました。
頭でいろいろ考えて悶々としてるイックや
ちょっと気が弱くて優しいトムさんの堂々巡りに
ラップって言い訳の道具?みたいに思えた時もあった。
そこを軽々と、
「さーせん!」のかる〜い言葉を残して東京に行ったマイティの行動力に
少なからず、みんなの気持ちは動いた。
すっごいわかる、いい映画だった。
そして、その後、マイティはどうなったかっていうと・・・・
というのが今回の「ロードサイドの逃亡者」。
マイティはドツボにはまって、ズブズブぬけられなくなってる状態で
トウキョウじゃなくトチギにいた。
一作目はほのぼのしてたし笑えたけど、今回ももちろん笑えるところもいっぱいあったけど
なかなか重たく辛い映画になっていた。
でも怒りにしろ不満にしろ、パワーがなかったらヌケガラになってしまう。
はね返すパワーをラストシーンのマイティの姿にみた。
ラストシーンはグッときます。他でもいろいろグッときます。
「なんでだよっ!」ってマイティの叫びが刺さります。

ラップに対しては一作目とは別の感覚があって、
ラップは平和と知性だな〜〜って思った。
怒って殴り合っちゃえ!じゃなくて、相手に対する不満を
ラップで返す、そのボキャブラリーの多彩さとか、韻をふむセンスとか。
今回プロのラッパーさんたちが出演しているのでうまさもあるのかもしれないけど
ラップってなかなかいいなぁって、ほぼ初めて思った。です。

そして今回、映画を観たのは、名古屋シネマスコーレ。
小さくて素晴らしい映画館での舞台挨拶つき。
立派に大人な男の子たち出演者、スタッフが、全力で映画をPRしているのに
正直、かなり胸を打たれた。
なんだかんだ言い訳ばっかして、人のせいにして、
自分で努力しない人に(自分のことは棚に上げてますが)ガッカリしてる時期だったので、
余計にこの人たちが素晴らしく眩しく思えたのだ。
主演のマイティは単身で地方をまわり、知らない街で数日間潜伏しては
イベント会場やテレビ局や街角やいろんなとこに突撃して、撃沈もあったかもしれないけど
私が観に行ったその回で、マイティから直接に映画のチラシをもらって観にきたという人が
何人もいた。定員50〜60人くらいの映画館でこの確率はかなりのものだと思う。
主演俳優が単身アポなしでここまでやるってきいたことない。
こういうのを観たら応援したくなるのが人情というもので、
彼らにしてみれば、とりあえず、映画館にきてもらわなきゃ何にもはじまらないし、
観てもらうとこまでこれば、作品に自身があったんだろう。
そして舞台挨拶の時、マイティは次の都市大阪に行って、その場にはいなかったけど
舞台挨拶は出演者がいっぱい登場して午前1時の観客総立ちライブという
熱いものを見せてもらった。
こうやって出演者と出会ったり、舞台挨拶をみたりした人による口コミとつぶやきで
ジワジワジワジワとサイタマノラッパーの評判は上がってくるに違いない。
おそるべしサイタマノラッパー。




# by kaka_o00o2 | 2012-05-14 01:01 | 邦画 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 14日
ル・アーヴルの靴みがき/アキ・カウリスマキ 2012_022


アキ・カウリスマキの久々の新作は、相変わらず裕福とは言えず、日々のやりくりに苦戦しつつ暮らすつつましやかな夫婦の物語。
しかし、どこかいつもより、明るく幸福感があった。
ラヴィ・ド・ボエームと同じフランス人マルセルが登場。
マルセルは駅で靴みがきの仕事をしている。
もうけが少ないと近所の商店ではツケで買い物をし、
売り上げから妻にこづかいをもらってBARに一杯飲みに行くのが楽しみな男。
妻は尽くしてくれるし、飼い犬も可愛い。
が、いつもと違うのは、不法入国者の黒人少年との出逢い。
ここでカウリスマキ映画にはめずらしく、主人公は誰かのために何かをしようとする。
不法入国の少年を助けようとするのだ。
いつもの展開なら、自分のことでいっぱいいっぱいなのだが、
この少年を匿い、なんとか本来の目的地だったロンドンへ行かせてやろうと
あれこれする。見ず知らずの他人のために何かをするなんて珍しいパターンのような気がする。
これが、いつものカウリスマキ映画よりどことなく力強く感じた理由かも。
それから近所の人たちとの交流。これも今まであんまりなかった気がする。

舞台は港町、男は一日仕事をして 夜、BARで飲む。
人々は人情にあふれてるし、ダメな亭主をたてる優しい妻。もう演歌の世界。
決まりきった、安心して観られる話だけどこれがいいのだ。
お金はいつも足りないけど、誰かのために何かできたのも気分がよく、
これからどうなるかわからないけど、夫婦二人で力をあわせれば
なんとかなっていくさと空を見上れば晴れ。

アキ・カウリスマキの映画で最初にカティ・オウティネンをみたのは「マッチ工場の少女」。
今回マルセルの妻役で、カウリスマキ映画常連のカティ・オウティネンは
この映画では全く表情のないさえない少女だった。
そのイメージが一番強いので、いまでも彼女が笑うだけで、とても幸せな気分になってしまう。
今回の映画は、彼女の笑顔が多いので、それがまた明るい映画のイメージになったかも。
一番好きだったシーンも、最後の方の妻のシーン。それをイラストにしました。

そして隣人役で登場のジャン・ピエール・レオ様。
大人は判ってくれないはアキ・カウリスマキとはカンケーなかった。
(レオさまのイラスト、そのつもりなんだけどわかりませんね)
レオさまもオジさまになってたけど、いい味出してました。
コントラクト・キラーのレオさまが大好きなんですけどね。


# by kaka_o00o2 | 2012-05-14 00:33 | 外国映画 | Trackback | Comments(0)


< 前のページ      次のページ >